「不動産投資」の知識は独学で習得できる
不動産投資を初めて勉強するには、どこから手をつけてよいかわからない場合が多いと思います。
実際に周囲で不動産投資をされている方に聞くのが説得力もあり早いと思いますが中々簡単には見つかりません。
会社員でも数%の確率で「不動産投資」をされている方はいると思います。しかし後ろめたさもあるのか中々知りえることはできません。
ごくまれに飲み会の席で勢い余って「マンション持ってます」的に不動産投資の話をされる方もいますが、自慢話で終わってしまいます。
そこに時間を掛けるのであれば独学で勉強するのが一番適格です。
書籍は体系的にまとまっているが鮮度がない
「不動産投資」という領域では多数の本が出ています。一時期の勢いはなくなったかもしれませんが週ごとに「不動産投資」関連の新刊が出ていたと思います。
同じ投資である「株式投資」や「FX投資」と比較してもそこまで新刊がなく、群を抜いているのではないかと思います。
それだけみなさんの関心が高い証拠です。興味があるので差し当たって初心者でもわかる内容の本を求めているのだと思います。
初心者向けの本になると「不動産の目的」「物件選び」「融資の方法」「管理会社との付き合い方」「税金対策」といった内容が体系的にまとめられているので参考になります。
Amazonのランキングでも「不動産投資」関連の書籍は体系的にまとまっているものが上位に出ています。(2019年8月現在)
興味のある内容であれば、2〜3時間程度で読めると思います。知識系の話でもあるので何度も読み返すことが大事です。
物件の内容などに行きがちですが「融資」「管理」「税金」は初めて知ることも多いと思いますので重点的に読んで損はありません。
しかし、内容自体は基本的なものなので、情報のフレッシュネス(鮮度)が足りない部分があります。これは書籍なので仕方がありません。
昨今の「物件のトレンド」や「融資状況」の最新情報には追い付いていないので、他の方法で補うしかありません。
メンターと呼ばれる存在は必要か
不動産投資」を勉強していくと「メンター」という存在を知ることになります。
一般的には「メンター」と呼ばれ「助言者」「相談相手」「師匠」を意味します。
会社の人事制度にも「メンター制度」という内容があり、導入している企業が増えてきています。
新入社員や後輩に対し、職務上の相談にとどまらず、人間関係、身の処し方など個人的な問題まで広く相談に乗ることでモチベーションを維持したり、退職をさせないようにする効果があります。
不動産投資でいうところの「メンター」はビジネスコンサルティング的な要素が大きいです。
物件の良し悪しの相談からリフォーム業者の選定などより具体的な内容を相談でき、指南を仰ぎます。
これ自体は悪い話ではないですが、極端にメンターの考えに傾倒してしまうのは危険です。
私も当初「中古区分マンション」で始めたころに、その分野での有名な人のセミナーに参加し、実際にメールなどで相談をさせていただくようになりました。
そのころは「アパートは金額も大きくリスクが高い」といった考えを持ってしまったので、中々「中古区分マンション」から離れることができませんでした。
初心者にとっては、まだメンターは必要ないと思います。
向き不向きもあると思うのと知識なくいきなり相談した場合は、かえって自分の不動産投資の選択肢を狭めかねませんので、メンターがいないからと焦らなくても大丈夫です。
「不動産投資」はインターネットで十分理解できる
「不動産投資」はインターネットでの情報で十分理解できるというのが率直な感想です。パソコンも立ち上げることなく、スマホ一台で十分です。
特に不動産投資家のブログやTwitterなどのSNSでも十分の最新の情報と得ることができます。
「不動産投資をやっています」とリアルに聞くことは本当にないのですが、インターネット上ではさかんに発言(自慢も含めて)する人が非常に多くいます。
知識があるとその人のつぶやきを見るだけで非常に参考になります。
もちろんすべてを信じてはいけません。
気になるようであれば実際に調べて、場合によっては対象の会社に問いあわせするくらいの行動は必要です。
数人の話を聞いていると「共通する話題」にたどりつくことがあります。その場合は情報に信憑性があると思って間違いありません。
不動産投資の世界に限らずですが「情報を集める力(インプット)」と自分なりに解釈して「行動する(アウトプット)」することは重要です。
これだけ情報が溢れかえっている中で、瞬時に情報選択できるスキルがあることはどの分野においても共通して必要なことです。
不動産投資は自分で決定する投資である
不動産投資は自分で判断して決めるものです。
「自分で理解」「自分で判断」「自分で行動」できるスキルを持って不動産投資をするのが基本なのではないかと改めて思います。
プロと呼ばれる業者の人に聞く機会はあって良いと思います。そこにはビジネスとしての付き合いがあるのでドライなコミュニケーションで成立します。
メンターは同じ不動産投資家目線があるがゆえに、感情的に自分の方向に持っていきがちかもしれません。
初心者の方は信じられる情報がないと焦るかもしれませんが、最初はみんなそこからスタートをしています。
スマホの普及によりパソコンを立ち上げずに情報が得られる社会です。貪欲に情報を集めて選択する力を養えば、自分に合致した「不動産投資」が見えてきます。