熱海の不動産がバブル経済以来の賑わいを見せているとのニュースが出ていました。
物件自体がバブル経済のような高騰をしているとは思えないですが、セカンドハウスとして購入している層がいるようです。
テレワークができる社員にとっては、少々遠くても問題ありません。
新幹線通勤もできる距離なので、熱海や三島周辺はしばらくの間は人気が継続しそうです。
「不動産投資」は怪しいイメージが強い
熱海でセカンドハウスといいつつ、売れ筋は1LDKや2LDK、70~80平方メートル程度の温泉付きリゾートマンションです。
価格帯は2~3千万円くらいの値段はするので、金銭的に余裕のある層からの問い合わせが多いとのことです。
「住居用」不動産に関しては、積極的に問い合わせをします。
しかし「投資用」不動産となると途端にイメージが悪くなります。
同じマンションでも資産として所有できたとしても「投資用」不動産には、一般的には問い合わせはしません。
これも「投資用」不動産に関してのネガティブな情報しかインプットされていないからだと思います。
「投資用」不動産の営業電話への抵抗
「投資用」不動産として思いつくのは、新築ワンルームマンションの営業電話ではないでしょうか。
どこから調べたか不明ですが、会社の電話番号や個人の携帯電話に直接営業電話がかかってきます。
最初は親身になるような電話内容でも後半はやや強引に会うため(契約をさせるため)の段取りをつけようとします。
この強引さがネガティブなイメージを助長しているのだと思います。
気弱な受け身な人が一度電話で応対してしまえば、徹底的に営業電話をされると言われています。
このような販売方法では、たとえワンルームマンション自体が良いものだとしても、購入する気持ちが失せます。
大手企業の不祥事が続いたアパート経営
これに加えて「レオパレス」「TATERU」といった東証一部企業であるアパート会社の不祥事が続きました。
これで「アパート経営は儲からない(騙されるもの)」としてネガティブすぎる認知をつくってしまったのです。
またこれらのアパートを取得するには融資を出す銀行の協力が必要です。
その際にも「不正融資」としての業界の闇が浮き彫りになってしまったのです。
「スルガ銀行」は社会全体を揺るがすほどの組織的な不正事件となりました。
不動産投資をしていなければ「スルガ銀行」の存在は知られていなかったと思います。
「投資用」不動産は見極めが必要
かたや良い物件を求めている不動産投資家もたくさんいます。
当然ながら、積極的な不動産投資家は、勉強をしたうえで安全で収益性の高い不動産を購入しています。
先ほどのような「新築ワンルームマンション」や「大手メーカーのアパート」に手を伸ばすことがありません。
「投資用」不動産はネガティブなイメージだけで判断してはいけません。
投資に値する物件であれば問題ありません。むしろ長期に渡って家賃収入を得ることができ、最終的には資産となります。
不動産投資はすべてが決して「怪しい」ものではないのです。
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