日経平均株価がバイデン氏の当選確実を受けて好調です。上げ幅は前週末終値より一時500円を超えて2万5千円に迫る勢いです。
先週つけた29年ぶりのバブル崩壊後の最高値をかるく更新しました。
株式投資を長期的に見ているのであれば、株価で一喜一憂してはいけないのですが、手持ちの資産が増えていけば、更なる投資の検討がしやすくなります。
株式から現物不動産への移行
金融関係の取引が活発になると、現金を不動産や金に変えていく動きも出てきます。
特に不動産投資は「安定した収入」というイメージもあるため興味を持つ人が、初心者を含めて増えていきます。
不動産への興味が高くなると、購入する希望者も増えてきます。
不動産は株式と異なり購入する機会は限られています。
そもそも対象の物件が少ないために、良い物件とされるものは「早いもの勝ち」のような状況になります。
現地を見ずに不動産を購入する人が出てくる
すでに不動産投資の実績のある方や富裕層であれば、不動産物件の所在地や仕様などから判断して「買付」を入れる場合があります。
とくに多額の現金をもっていて購入できるような投資家は、物件情報が出るや否やで申込を入れる場合があります。
これらの行為を不動産投資の初心者であるサラリーマンなどは下手に真似をしてはいけません。
たしかに「タッチの差」で購入できなかったというのはあります。
これも事前に条件を明確にして、資金面でも余裕がある場合です。
まったく知らない土地で「利回り」などで判断するのは非常に危険な行為です。
必ずしなくてはいけない現地調査
近場であろうと遠方であろうと物件の現地調査が必要です。
- 建物周辺の環境
- 建物の状態
- 最寄り駅などの状況
- 道路付け
- 周辺の賃貸状況
- 時間帯(昼夜)による雰囲気
- 法制度の確認(適用される制限など)
これらの情報は、不動産会社からの資料だけでは判断できないものが多いです。
インターネットでも空撮写真などで確認できる場合がありますが、実際の距離感や雰囲気は確認できません。
購入してから「実際にはそうではなかった」と思うことがあれば、取り返しのつかないことになります。
焦って売却しても購入したときより高く売れることは難しいでしょう。
購入したことのある信頼できるパートナーか
「即決できる不動産」と判断していいのは、すでに購入したことのあるパートナー(不動産会社)かということが重要になります。
そのパートナーと長きに渡り信頼関係をつくっているのであれば、購入者側の目的や条件なども理解していると思います。
その場合は「即決で検討してもよい」場合もあります。
飛び込みでくるような営業やメールマガジンしかとっていないような不動産会社からの提案は、初心者には論外だと思います。
ごり押しの営業担当に当たってしまえば、リスクの高い不動産を購入してしまう可能性が高くなります。
今の時代に「即決してもよい不動産」は余程のことだと思います。
「不動産」は「縁」なので、後から考えれば良い条件の不動産だったとしても焦らずに検討するくらいでちょうど良いかと思います。