不動産投資に新築戸建というジャンル
ここ1年くらいの間で不動産投資の新しいジャンルともいえる「新築戸建」の案内が目立つようになってきました。
不動産投資では対象となる物件が多いのでまずそれぞれの特徴を理解して自分に適した物件対象を選択します。
区分マンションか 戸建か 一棟モノか
単身向けか ファミリー向けか
木造か 鉄骨造か RC造か
新築か 中古か
色んな組み合わせがある中で、普段の負担や長期保有前提で将来性などを見越して「新築アパート」を選択しました。
しかし意外とありそうで注目されてなかった「新築戸建」というジャンルが出てきたのです。
新築戸建のスペックとは
提案された物件スペックはつぎのような内容です。
■北関東新築戸建て物件
地積:160.88平米
延床:98.34平米
種類:戸建て住宅
構造:木造2階建
築年:令和元年9月新築予定
間取:3LDK×1戸
利回り:8%
売買価格:2,150万円
土地の情報がないのですが、都内の新築戸建相場を考えると格安に感じます。
新築ワンルームマンションと同じ値段で購入できて、土地付きともなれば悪くないようにも思えます。
住宅ローンによる不動産投資になっていないか
現在の不動産投資に対する融資は厳しい状況が続きます。( 今までが異常だったとも言えますが )
唯一、確実に融資の条件が開いているのは「新築ワンルームマンション」と言われています。
同じ新築でも新築戸建は対象になりえるのでしょうか。
新築戸建となれば、通常は住宅ローンを使って購入者自ら住むことが考えられます。
住宅ローンの不正利用による不動産投資は、社会的に問題なっています。
新築戸建を投資目的としてアパートローンのように簡単に融資がつくとは思いません。
新築ワンルームマンションよりは良い投資か
同じ新築でも都内にある「新築ワンルームマンション」よりかは良いのではないかと思います。
土地付きであるということは、新築ワンルームマンションと違って、将来的に返済後には担保力があります。
共同担保にして次の物件融資を受けやすくなるかと思います。
長期的な不動産投資戦略を考えれば、新築アパートと同様に新築戸建はアリなのかもしれません。
戸建は増やすのに時間がかかる
戸建てを一つずつ増やすのは現実的ではないのかもしれません。
数百万円の築古戸建を現金で購入してリフォーム後に貸し出すスタイルが流行っています。
リフォーム費用やメンテナンスコストを考えると新築のほうが良いのは確かです。
賃借人も住宅ローンは組みたくないが、新築戸建に住んでみたいというニーズは一定数はいると思います。
しかし、区分マンションと同様に戸数を増やすには時間がかかります。拡張するには不向きです。
すでに不動産物件を所有していて、年間でのキャッシュフローが1000万円くらいある方であれば、投資対象として旨味があるのかもしれません。