普段であれば賑わうクリスマスシーズンでしたか、世界的な株価が冴えません。震源の米国市場は25日が休場であったこともあり、本日の東京市場はいったん株売りの波が止まった感じです。
しかし12月に入ってからの世界的な減速は不安が残る一方です。一般方々に影響が出るのはまだ先かもしれませんが、年明けからには国際間でも協調しながら景気の回復に向けて動いていただきたいと願います。
年末だからなのか、関東近郊の新築アパートの販売価格が値下がりしています。ある不動産仲介会社からのメールマガジンから抜粋します。
東武スカイツリーライン 駅徒歩8分、新築アパート6世帯
・価格:6,080万円(7.18%)
⇒値下げ:5200万円(8.40%)
京浜急行本線 駅徒歩7分、新築アパート8世帯
・価格:8,650万円(6.75%)
⇒値下げ:7305万円(8.00%)
東急東横線 駅徒歩4分、新築アパート6世帯
・価格:8,980万円(6.17%)
⇒値下げ:7500万円(7.39%)
メトロ日比谷線 駅徒歩10分、新築アパート11世帯
・価格:1億2,230万円(7.42%)
⇒値下げ:1億1000万円(8.25%)
実に700万円〜1,200万円と大幅に値引きをしています。年末に押し迫る12月中旬のメールではありますが、売主は相当焦っているかと思われます。
しかし6.75%と8.00%ではかなり印象が異なります。1%以上も上げることが出来るのなら、最初から利益を載せすぎたのか価格設定が高すぎだと思います。
駅から10分以内で新築価格が下がったからといって飛びついてはいけません。周囲に競合アパートがないか、間取りは住みやすい形か、住居人にとって必要な設備はあるかなど、正しく評価をしないといけません。
いずれにしてもTATERUが仕入れたアパートだけではなく、融資が閉まりつつある中で各会社は在庫をなくして年を越したいということには変わらないと思います。
アパート会社で大手の一つであるTATERUが失速した今現在、他のアパート会社も同様に厳しく見られています。急成長があったからこそ市場は広がり、新興のアパート会社も増えました。
今回のTATERUの不正融資の代償は大きく、まともに行っているアパート会社も連鎖的に風評被害の対象になっています。明日のTATERUの第三者委員会で負の部分は公表してほしいと思います。