三井住友トラストL&Fは築古アパート投資に強い
キャッシュフローが出る物件の一つに中古アパートがあります。特に築古アパートは土地値物件とも言われている不動産もあり、利回りは2桁でも珍しくありません。
有名な不動産投資家の方も築古アパートから始めて潤沢なキャッシュフローを得ています(ただその投資家は最近は、新築系にシフトされています)
築古となると耐用年数越えのアパートが大半です。融資ができる銀行が限られていました。
築古アパートでも評価をして融資していた銀行は主に下記になります。
スルガ銀行
西武信用金庫
静岡銀行
しかし残念ながら、ここ最近の動きとしてはすべての銀行の融資方針では「新築」ないし「築浅」に転換しています。
もう融資できないかということになりますが、ノンバンク系の銀行は停止していませんでした。
ノンバンク系銀行は「三井住友トラスト・ローン&ファイナンス〈略称:三井住友トラストL&F〉」です。三井住友信託銀行グループの不動産総合金融会社です。
使えなくなった共同担保による融資
アパートローンは以前より積極的な銀行です。同じくノンバンク系のオリックス銀行が「新築、築浅」に特化していました。
「三井住友トラストL&F」は築古のアパートでも融資可能な傾向があります。
確実に築古アパートでの融資を受けるテクニックとして「共同担保」を出す方法があります。
担保力のある物件を共同担保として出すことによって、より多くの融資を受けることができるとされていました。
共同担保するために「築古戸建」を現金で購入するという方法があります。地方であれば数百万円で購入できるので、初心者でも比較的ハードル低く参入できます。
この「築古戸建」を共同担保に「三井住友トラストL&F」でアパートローンを申し込み拡張していくのが王道とも呼ばれていました。
最近の動向では、この「共同担保」が使えなくなってという噂です。
そうなると築古アパートでの不動産投資が難しくなってきます。
本当の王道はやはり「頭金」を貯めるしかない
それでも、不動産投資の初心者が築古アパートで不動産投資を始めたいと思うのであれば、現時点での方法は一つです。
「頭金を貯める」しかありません。
それも物件価格の2割~3割くらいの余裕を持って現金を集めるしかありません。
3,000万円の築古アパートを購入するにも600〜900万円も必要になるのです。
潤沢なキャッシュフロー目的での築古アパートではありますが、初心者にとってはハードルの高い不動産物件になりそうです。