ドラフト1位で入団した有名な元プロ野球選手がスルガ銀行で不動産投資をしていたというニュースがありました。
プロ野球で活躍していた現役中に仙台市内でマンションを購入していたのです。引退後も家賃収入を得られるという前提で不動産投資を始めたということです。
有名なプロスポーツ選手は副業を始める
プロ野球選手のみならず、ある程度の収入がある選手は「副業」を始めます。プロ野球選手は定年まで働けるわけではありません。
現役引退後に野球関連の仕事に就くとは限りません。監督やコーチになる人やテレビの解説者になれる人はごく一部の方だけです。
引退後は一般のサラリーマンになることが多いと聞きます。そこで現役時代に副業である飲食店やジムのオーナーになるのは自然な流れかもしれません。
プロ野球に限らず有名なプロスポーツ選手は短期間ながら得たお金を使って副業を始めています。
その中でも不動産投資は、本業に影響しない範囲でできる収入源の一つではなかと思います。
プロ野球選手でもスルガ銀行を使う現実
先ほどの仙台市内のマンションは2011年の東日本大震災で建物が半壊してしまったそうです。結果、値段も安くなった状態で売却したということです。
自然災害なので仕方がないことではありますが、不動産投資で借りた銀行が「スルガ銀行」だったのです。
不動産投資をよく理解している人であれば、最初の不動産投資に「スルガ銀行」を使うことは考えにくいです。
しかし今回のプロ野球選手は「スルガ銀行」を選択しています。
なぜスルガ銀行を使ったのか
スルガ銀行は「高金利」金融機関です。それでも利用しないといけなかった理由は何でしょうか。
一つ考えられるのは、スルガ銀行しか融資が出ない不動産物件を購入してしまったことです。
スルガ銀行は他の金融機関では融資が出ない地方都市の投資用不動産でも承認していました。
仙台市のマンション一棟となると億単位のマンションだと予想されます。それだけの価格の物件を購入するには「スルガ銀行」の一択しかなかったことです。
もう一つは、プロ野球選手も不動産投資の知識があまりなく、業者の言われるがままに購入していたことも考えれます。
お金がある有名人にはいろいろな投資の話が来ると言いますが、今回の現役時代に不動産物件を提案をされて、信用してしまったのではないかと思います。
知識なく不動産投資をすることのリスク
基本は不動産業者に任せて、自分は家賃収入だけ管理するだけというのは「不動産投資の理想スタイル」の一つです。
いわゆる「不労所得」と呼ばれるスタイルです。
しかしこれは余程の不動産投資の知識があって、業者とのコミュニケーションが取れる方でないと成立しません。
不動産投資を初めてする人が「お金を出せば何とかうまく運用してくれる」という考えでリスクがあります。
やはり最低限の不動産投資の知識がないといけません。
プロ野球選手もマンション投資で安定した生活を求めたこと自体は間違いではなかったと思います。
しかし何もためらうことなく「スルガ銀行」を使って不動産投資をしたことは、残念ながら選択を見誤ってしまったのだと思います。