レオパレスに詐欺被害が急増中
レオパレスの施工不良アパートに対して新たな問題が起きています。施工不良を早く改修したいオーナーの弱みに付け込んだ詐欺まがいの行為をする業者がいるようです。レオパレス側も事態を把握したうえで、ホームページに公式に発表をしています。
当社「施工不備問題」に関連する団体について
当社の「施工不備問題」の公表後、当社施工不備に関する相談窓口の設置やセミナーの開催等としてインターネット上にて様々なサイトが立ち上げられておりますが、いずれも当社の活動等とは一切関係のない団体ですのでご注意ください。
本日時点で確認できている、当社の活動等とは一切関係のない団体は以下の通りです。
・LP(ロングピース)オーナー会
・レオパレス21オーナーサポートセンター
・欠陥住宅関東ネット
引用:レオパレス公式ホームページ
「レオパレス21 オーナーサポートセンター」とは
公式発表の中で「レオパレス21オーナーサポートセンター」という如何にも公式感のある会社のホームページを確認しました。現時点では「メンテナンスモード」という表記になっていますが、「キャッシュ※」で一部データ残っていました。
※「キャッシュ」とは、検索エンジンが検索結果表示用の索引を作る際に各ページの内容を保存したものです。情報を探せることがあります。
目的としては、以下の内容が記載されていました。
「レオパレス21オーナー被害者の会」活動の目的
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内容からすると施工不良を所有しているオーナーからすれば、非常に心強く本当にサポートしてくれる内容に感じると思います。また多くの株主からしても会社の健全性を要求する内容でもあるので賛同する人も多いのではないでしょうか。
また、準備委員会の設立の経緯として「特定非営利活動法人 日本住宅性能検査協会 理事長 大谷昭二」の名前で記載されていますので、信用度がある内容にも思えます。
記載している費用は本当なのか
ホームページにはサポートセンターにかかる費用が掲載されていました。こちらの団体ではないのかもしれませんが、インターネット上での情報では「会費及びコンサルタント料として、50万円を支払ったが、その後連絡が取れなくなった」という事態にもなっているようです。
初回60分のご相談(※1) | 無料相談 |
2回目以降の有益な改善指導を伴うご相談 | 10,000円/回 |
建物検査(※2) | 300,000円/棟 ~ (検査内容によります。交通費は別途) |
三者間協議・調停プラン時 調査書作成費用(※3) | 300,000円(税別)/棟(交通費別途) |
経営顧問契約(※4) | 100,000円(税別)/年間 (詳細) |
レオパレス21オーナー被害者の会 会費 | 「レオパレス21オーナー被害者の会」設立時に、「会則」の作成を致します。また、「会」の目的達成の活動費として,適正な費用の負担をお願いする予定です。 |
※1)相談については、原則として対面にて行わせていただきます。対面後、電話での相談も可能です。
※2)一級建築士(認定まちづくり適正建築士資格保有者)が検査。建物調査+工事完了検査を行います。レオパレス21・国交省(必要に応じて)宛の完了検査報告書の作成を行います。
※3)金融機関との調停(金利減免・リスケ・元本カット)には調査報告書・再生計画書を作成します。この資料は調停を行う場合、必須条件となります。
※4)経営顧問契約期間は契約日から1年間となります。
「レオパレス21オーナー被害者の会 会費」にかかれている「適正な費用の負担」という部分がやや不透明な感じがいたします。
詐欺まがいな被害者の会が増えているのか
レオパレス側も二次被害を防ぐため、レオパレスとは関係のない団体として注意喚起をしているのと、相談するためのフリーコールを公式に発表しています。
このような団体がまだまだ存在していそうです。すでに冷静な判断ができなくなったオーナーからすれば藁にもすがる気持ちだと思います。もし本当だとしたら非常に悪質な内容に感じます。
レオパレスが施工不良を起こした事実は消すことができませんが、施工不良を発端とし起こる被害は未然に防ぐ責任があると思います。企業としての真価も問われまし、不動産投資自体をを早期に健全化にするためにも積極的に対応してほしいと思います。