新築アパートは土地が全て
新築アパート会社と土地の仕入れが全てです。土地の条件によってアパートの入居付も異なってきます。新築アパートはデザインや設備があれば良いという訳ではありません。
デザインや仕様で革新的なものも存在します。実際にTATERUやシノケンのアパートは今までにない間取りと仕上げでした。
しかしこういったアパートはやはり模倣されてしまいます。当然デザインや仕様も大事ですが、どの土地に建てているかで評価が分かれます。
全国主要都市から提案される土地
新築アパート会社は福岡県でシノケンから始まったと言われてます。その後徐々に東へと進行していき、東京(近郊含む)、名古屋、大阪、仙台、広島と次々に支店を開設しています。
北陸と札幌は存在しないようですが、これは豪雪地帯だから木造アパートの仕様だと収支が厳しいのかもしれません。
支店が増え続けるということは、不動産投資のマーケットが存在している証拠です。新築アパート会社から全国のアパート物件を提案を受けることがあります。
特にリニアモーターカーの開通などで名古屋市内は新築アパートが多く建てられている環境で多く提案を受けます。
しかし、そこで注意したいのは、本当に価値のある土地なのかどうかの見極めです。
地名で判断しない
名前だけしかわからないのでイメージだけが先行してしまいます。
例えば、名古屋市に港区という名前の地区があります。
東京に住んでる感覚だと港区は、六本木や赤坂がある一等地ですが、名古屋はどちらかというと郊外で、中心地から離れています。
※この地域は、土地が安いから数多くの新築アパートが乱立しています。
あと〇〇大学前の駅名近くも要注意です。
すでに大半の学部は移動してほとんど学生がいない場合もあります。
周囲に大型施設がないか
地図でみたときに建設するアパート近くに大きな施設がある場合は要注意です。
大型の商業施設があれば良いですが、嫌悪施設などが建設される場合があります。
一度値ごろ感のある新築アパートがあったのですが、数百メートル先に下水処理場がありました。
広々として問題ないかと思ったのですが、不動産投資家に聞いたところ夏場は匂いもあるかもしれなく入居者に迷惑がかかるかもしれないと聞きました。
大きな土地が近くある場合は何が建設されるかわかりません。都市計画がわかっているのであれば、不動産会社経由で確認してもらうことが必要です。
駅から河川を超えていないか
駅近くを中心に見たときに、市内には川が流れていることがあります。
この川を越えるか越えないかで土地の価値は大きく変わることがあります。
水害的なリスクもあるので自治体が発行しているハザードマップは、インターネットで公開しているので必ず確認しておきべきです。
できれば、駅中心から川を超えないエリアで検討した方が無難です。
実際には現地を見てみることが大事です。関東圏のオーナーによっては一回も見ずに購入することがあるようです。
不動産投資が活況していた時代には瞬時に物件が売買されていたので、そのような買い方が主流だったかもしれません。
今は融資が厳しくなったので、即断即決できる人がかなり限られていると思います。
焦らずにアパート会社に意向は伝えつつもお金と時間をかけても見に行くべきかと思います。