アルヒの投資用不動産に対する不正は、融資に対する承認プロセスが問題となっていますが、それを加速させた不動産販売会社の罪は大きいと思います。
特に属性も高くなく貯金もないような人をターゲットにして高額な不動産を執拗に営業をし続けていたとされています。
特に今回の不正融資の発端となった事例のきっかけは、対象不動産を購入者が「異業種交流会に参加」したことから始まった悪質な展開でした。
異業種交流会から「不正融資」営業が始まった
購入者は、交流会の中である人に出会います。そこから資産運用のアドバイスを受けるためにFP(ファイナンシャルプランナー)の紹介されます。
しかし実はこの紹介した人物が「不動産販売会社の営業」だったことから不正融資による高額不動産販売に繋がっていくのです。
購入者は新たな経験と人脈を作るはずの異業種交流会に何気なく参加したのかもしれません。結果、生活を左右するまでの話に広がっていくとは思っても見なかったことでしょう。
しかし、この異業種交流会では詐欺まがいの営業は、不動産投資に限らず横行しているようです。
異業種交流会とは
異業種交流会は普段触れることのない異なる業種の方々と交わることによって、新たな発想や人脈形成が生まれることを目的に行われる交流会です。
一言に異業種交流会といっても目的と対象は様々です。サラリーマン向けの異業種交流会もあれば経営者向けの異業種交流会も存在します。
異業種交流会のメリットは何があるのでしょうか。
- 新しい知識の発見
- ビジネスコミュニケーションの実践的な練習
- 販売先・パートナー会社や人材の発掘
- カウンセリング
- アイデアの発見・収集
- マーケティングリサーチ
また交流会のテーマや参加者の条件によって目的も異なります。ビジネスにつなげたい人もいれば、単純に友人をつくりたい、男女の出会いを求めるといった人もいると思います。
業界を絞った交流会であれば、新規の販路開拓やサービス強化がテーマになります。また新たに起業考えている人には、パートナーやクライアント発掘を目的にする交流会もあります。
異業種交流会の参加で注意すべきこと
主催者によって趣旨が異なります。ビジネス目的のはずが軟派な集まりだったりする場合もあります。自分が求める目的を事前に調べてから参加しないとミスマッチが起こりますので注意が必要です。
なかには悪質な行動する人も存在しており、知り合うことで予想もしない展開交流となり「怖い経験」する場合がありますので、要注意です。
- ナンパ師
- 生命保険の営業レディー
- ネットワークビジネス会員
- 投資の勧誘する人
異業種交流会で詐欺まがいのことが起こっていると問題になっている場合があるようです。
交流会の主催者が詐欺目的で開催しているとすれば悪質ですが、通常の交流会にも悪徳な参加者紛れ込んでいる場合があるので、細心の注意が必要になります。
参加する前には会の主催者のプロフィールや開催回数、口コミなどを見たうえで参加することは必須です。
アルヒ不正融資調査に金融庁も介入か
いずれにしてもアルヒとアプラスによる投資用マンション向け提携ローンで審査書類が改ざんされていた事実です。
社内で潔白を説明しようとしていましたが信用は出来ない部分があります。やはりこの問題に関しては、外部関係者が実態解明に動き出しています。
特に事態を重くみている金融庁は両社への調査も視野に、貸金業者への監視を強める方針を決めたようです。
場合によってはスルガ銀行の不正融資と同じく「行政処分」が下りるかもしれません。
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