「土地」仕入れが出来なくなった不動産業者

土地仕入れが厳しくなった不動産業者

「不動産投資家」より「不動産業者」が打撃を受けている

不動産投資用の融資が厳しくなり苦労をしているのは大家だけではありません。アパートや土地を仕入れて販売する業者にも当然のように打撃を受けています。

 

すべてはスルガ銀行の不正融資から不動産投資が激変したのは周知の事実です。新たに購入する人が減ったという事実はあります。

 

融資がすぐに利用できた時代には不動産物件の価格は上昇の一途をたどっていました。

 

新築アパートの表面利回りも7%台後半が普通な状況から数年たてば6%も確保できるのも厳しいくらいに物件価格が高騰していたのです。

 

アベノミクスの好景気の影響もあってか、不動産投資をする人が増えているのにも関わらず物件数が少ない状況でしたので、価格があがっていくのは当然の動きでした。

 

ある都内のアパート会社で面談したところ、希望者が多く1年後くらいまでは物件が出てこないと言われるくらいです。今となっては異常な状況だと思います。

 

一気に仕入れた土地が実はリスクの塊だった

不動産業者もここぞとばかり投資不動産になりそうな土地やアパートを仕入れます。

 

値段交渉でも強気に仕入れる業者もあったかと思います。不動産投資家以上に加熱したいたのは不動産業者かもしれません。

 

坪単価など確固たる基準をもっている不動産会社であれば良いのですが、時は不動産投資バブルなので仕入れし続けます。

 

値段が合うのであれば少々条件の悪い場所や環境でも仕入れてきます。融資がつくので市場に出せば売れる自信があったのでしょう。

 

しかし融資がつく買い手がいない状況では「損失」するリスクしかならないのです。業者間で売買するにも評価がない土地であれば売れません。

 

TATERUが契約キャンセルにより土地が処分できずに60億円の赤字をだしたのは記憶に新しいところです。

 

土地や建物を仕入れてアパートやトランクルームなど開発販売を生業としている会社は、昨年末より動きが止まっている会社が多いと聞きます。

 

単なる転売業者は存続できない

仲介業者はさらに厳しい状況なのかと予想します。

 

不動産は価値がないと値段がつきません。物件の収支は当然のことながら土地の将来性なども含めて評価され売買ができるのです。

 

物件価格を意図的に上げるようなことをして、単なる転売をしていた不動産業者は存続は厳しい状況です。

 

以前数社問い合わせをした仲介系の不動産会社もホームページを見てもほとんど更新されておらず、自社開催セミナーも昨年末から開催していない状態です。

 

不動産を仲介するだけでは難しく、これからは最新設備追加なりリフォームなりバリューアップした物件を提案しないといけない時代になってくるのではないかと思います。

 

不動産は価値のあるものしか売買できない

現地を見なくても利回りと値段だけで物件を購入できる時代ではなくなったのかもしれません。

 

プロと呼ばれるような一部の方であればできる方法かもしれませんが、初心者の方にとっては物件概要の数字だけでは判断できないと思います。

 

投資物件があれば売れるという時代ではなく、将来性や収益性など本当の価値がある不動産が売買ができない時代なのだと思います。

 

極めて当然の話なので、今から始める人は逆に時間をかけて選ぶことができる良い時代になっているのではないかと思います。