「不動産投資は立地が全て」という考えは常に言われていることです。賃貸住宅(アパートやマンション)が所在する地域によっては、思うように入居者が入ってきません。
また駅からの距離や周辺の環境なども見て賃貸住宅がある場所は非常に重要なのです。
しかし立地さえよければ不動産投資は絶対に成功するのかと言えばそうではありません。
同じアパートでもレオパレス のような施工的にも不安が残るような作りでは入居も増えていきません。
目次
従来型アパートでは競争力がない
従来型のアパートというのは、一般的に出てくるような2階建ての外階段があるようなアパートです。
敢えてこのような表現をしたのはアパートも宅配ボックスやスマートロックなど日々進化をしているため、わかりやすくするために名前にしました。
- 1Rないし1K
- 2階建ての横並びの部屋
- 外階段
- フロ、トイレは一応別だが狭い
- キッチンは一口コンロないし電気コンロ
- 一階のベランダは道路面と同じ高さ
- ロフト付き(なので天井は高め)
昔からよくあるタイプの建築仕様です。私が25年以上前に東京に出た頃からあるタイプですが、今も現役で利用されています。
最近の新築アパート物件情報の図面など見るとほとんど変わっていないのに驚きます。
しかしこの図面は土地面積に対して無駄のないように設計されているともいえます。
無駄がないということは戸数も多く設置することができ、収益的には有効的な設定なのです。
しかしこれらの従来型アパートは真新しさもなく競争力がありません。
建売アパートの限界
新築アパートをデザイナーズアパートと称して外壁の色が斬新で、玄関周りも間接照明があったりとオシャレな感じにはなっています。
先ほども述べましたが、不動産販売サイトに出ているような建売アパートは、図面を見る限りそれほど斬新なものはありません。
1Rないし1K
狭い15㎡くらいだと、テーブルとベットだけでほぼ終了します。
備え付けのクローゼットがあればいいですが、十分な部屋の広さがとれないとモノもおけないのでかえって不便です。
2階建ての横並びの部屋
隣同士の音が聞こえやすい構造です。
建築費用は安くなる分、横並びアパートデメリットでです。
外階段
汚れやすい、落ち葉などが積もる(まめに清掃が必要)
フロ、トイレは別だが狭い
洗面台が狭いのはデメリットです。
女性にも住んでもらえるためには、鏡付きの独立洗面台があることが望ましいです。
キッチンは一口コンロないし電気コンロ
料理がほとんどできません。最終的にはお湯しか沸かさなくなります。
一階のベランダは道路面と同じ高さ
防犯上の不安のため基本的には窓が開けにくい状況です。
ロフト付き(なので天井は高め)
スペースが有効活用できることでメリットがありますが、実際には毎日上がることが面倒になります。
また寝室として使った場合、夏場は暑くて眠ることができません。
建売アパートとして効率性を考えれば、上記のようなアパートになりがちです。
しかし入居者はより快適に過ごしたいと思います。これを改善できないのは建売アパートの限界なのです。
競争力にあるアパートとは
立地も当然大事ですが競争力のあるアパートでなければ、新築であったとしても購入するに値しません。
競争力あるアパートとは、外壁、間取り、防犯、設備などにどれだけこだわった作りができるかが重要です。
それに対応できるかは普段から戸建てマンションなどの最新の住居設備などの情報を知っておくかが重要です。
住所、物件価格、利回りだけで問題なければ大丈夫という不動産投資は今後は厳しくなります。
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