「土地がなくても頭金が少なくてもアパート経営ができる」
最近、有名俳優を起用したS社のCMの決め台詞です。
「一括借り上げ」でおなじみのD社と同じくらい見る機会があります。
アパート経営には多くの方は融資が必要です。
その際に金融機関に一定の頭金があることを前提に借入をします。
「頭金が少なくても」という内容としては間違っていないと思います。
ただしすべての人ができるわけではありません。
様々な関係者に聞いた話ではおおよそ下記の条件のどれかが必要な感じです。
1.資産がある
わかりやすくいうと年収が高くなくても現金がある方はできます。
地元で土地をすでに持っているなどの資産家です。
2.定期収入がある(高収入なら尚良し)
不動産投資にサラリーマンが適していると言われる理由の一つです。
アパート経営で赤字が出ても補てんして返済ができると見なされるからです。
3.すでに不動産実績がある
すでにアパート経営で定期的な収入があることで金融機関から評価をもらえます。
決算報告(確定申告など)で黒字が出ていることが前提となります。
赤字を補てんできることの証明でもありますが、経営者として相応しいかの判断にもなります。
以上の条件を踏まえた場合は、「頭金は少なく」てもできるのではないかと思います。
高収入のサラリーマンでも資産(貯蓄=現金)がない場合は、NGになる可能性もありますし
不動産実績として新築ワンルームマンションを所有していても赤字であれば負債とみなされます。
最近の不動産投資は「頭金が少ない」=「フルローン(オーバーローン)でアパート経営ができる」と煽る情報が多いような気がします。
堅実にアパート経営をするのであれば、融資条件を見定めて冷静に判断して取り組んだほうが良いかと思います。