区分マンションを5戸持っている方の話です。
その方は2年で一気に都内を中心に区分マンションを4戸購入されました。
客付けも安定しているので納得して買い増しをされました。
最近、新築アパートセミナーに参加をして、一棟モノの不動産投資に開眼されました。
いざ購入を相談したところ、区分マンションで融資枠を使いすぎたため、借入ができずなかなか購入にいけないようです。
区分マンションは都内の一等地にあるので資産価値が高そうに思いますが、土地の所有ではないため金融機関の評価が低くなる傾向があります。
私も区分マンションを2戸持って、ある新築アパート会社に相談したところ、まずは区分マンションを売却してくださいと言われたことがあります。
それだけ区分マンション所有は、一棟モノに転換する際はマイナスポイントが働くようです。
区分マンションから一棟モノへの投資対象の変更は大変です。
対策は2つしかありません。
1.売却するか、2.返済を繰り上げて借入を無くすしかありません。
私も経験していますが、せっかく買った区分マンションなので、売却するまでは決断がなかなか出来ませんでした。
しかし余程の金融資産がない限りは、やはりゼロリセットしないと新築アパートのような一棟モノに転換はできないようです。
ただし、一棟モノから区分マンションの転換は比較的容易のようです。
一棟モノのアパートやマンションのキャッシュフローを貯めて、区分マンションを現金買いをしてさらにキャッシュフローを増やしている方もいらっしゃるようです。
考え方によっては、中古区分マンションは効率的な不動産投資の方法かもしれません。