新築アパートをインターネットで検索すると首都圏の場合はこのような物件を良くみます。
・1Kタイプ
・バス、トイレ別
・IHクッキングヒーター
・ロフト付
・利回り7~8%
・3階建て
スペック的には問題ないように感じますが、実際の図面や写真を見ると継続的に賃借人が付くか心配になります。
1.居住スペース
利回りを確保するために土地を最大限に利用するために3階建てしています。
1Kタイプとはいえ、18㎡以下が多いと思います。小さいところだと14㎡のサイズもあります。
14㎡ぐらいだとロフトがあるので、寝室は使えばなんとかなりそうですが、テレビ、机、ソファを置いてギリギリのサイズです。
寝るだけの部屋と割り切ればいいのかもしれませんが、休日はゆっくり一人の時間を過ごしたいものです。
2.水回り
IHクッキングヒーターと書いてありますが、大抵は1口タイプのミニキッチンぐらいの大きさが予想されます。
シンクも洗うだけでやっとのスペースで食材を調理するスペースがほとんどないでしょう。
料理をする人ならわかると思いますが、調理スペースがないのは非常に不便です。
3.バストイレ
昔の3点ユニット(バスとトイレ、洗面台)が一緒になっているタイプは立地など良くなければ競争力ありません。
もう一つ注意したいのは、洗面台が独立になっているかは重要です。
バスと洗面台が一緒になっているようなタイプがある場合は、女性の方は化粧などで不便を感じると思います。
最近の新築アパートでは、バスもなくシャワーだけのタイプもありますが、やはり浴槽があるのほうが望ましいと思います。
首都圏での新築アパートは立地が良ければという意見もありますが、賃借人が快適に暮らせて長期的に契約をしてもらうことが大事だと思います。