音楽・映像事業などエンターテイメント業界の大手であるエイベックスが東京・南青山の本社ビルを売却する方針を固めたとニュースがでました。
2017年12月に建てられたビルですが、3年も経たないうちに売却になるとは、相当本業へのダメージが大きいことが伺えます。
すでに入札も実施されていることから、近々売却が決定される見通しです。
早期退職者の募集も始まっているため、同業界の厳しさが象徴的になった状況です。
年末のイベント開催できず、さらに収益悪化か
政府が推奨しているGOTOキャンペーンの一環として「GOTOイベント」も本格始動しています。
すでに大阪の「ユニバ―サル・スタジオ・ジャパン」が2割引きという好条件で、集客の巻き返しを図っています。
しかし現状は、冬到来によるコロナ感染の再拡大が懸念されているため、外出自体の自粛も懸念されます。
例年では年末に多く音楽イベントやスポーツイベントが行われます。
しかし実施はできても無観客での開催をせざるを得ません。
そうなれば、先ほどのエイベックス含めたエンターテイメント業界への経済的な影響が長期化していくことは避けられません。
飲食、イベント業界だけではない早期退職
また、飲食やイベント業界だけが経済的な影響を与えているわけではありません。
紳士服大手の「青山商事」も早期退職を募集し始めました。
テレワークの普及によりビジネスウェアが販売不振となり、復活の兆しが見えない状況です。
今回は、400人の退職者を募集し、合わせて大幅な店舗数の削減も実施するとのことです。
今後も不景気が連鎖する業界が増えていきそうです。
今は無駄なお金の使い方をしない
経済を回すためには、お金を使うべきという考えがあります。
しかし、今のようなどのような業界が不況になるかわからない状態では無駄にお金を使わないほうが賢明です。
テレワークでの仕事が普通になれば、同僚とのランチや飲み会などもなくなったので、その分お金を使う機会も減りました。
いつもより多くお金が余っていると考えてしまいます。
またスマホでのキャッシュレス決済が利用できるお店が多くなることで、自分の使ったお金が把握できなくなるのも悪い傾向です。
このような時期だからこそ、無駄にお金を使ってはいけません。