年金を知る良い機会になった
金融庁発表による「老後資金2000万円不足」騒動がおきましたが、大半が否定的な意見が多かったと思います。
しかしネットのコメントなどをみると徐々に現実を受け止めなければという意見も目立つようになってきました。
事実を伝えるためにわかりやすい数値を用いたのだと思いますが、受け止め方は人それぞれです。
金融庁なので「貯蓄」より「投資」という流れを意図的に作ったようにも見えます。
しかしメディアを通じてネガティブ要素があるものの、年金自体に意識にするようになったことは高く評価するべきだと思います。
そもそも若い人も含めて「年金」に関心のない人が多かったのではないかと思います。
私も2007年に起こった「消えた年金問題」(国民年金など公的年金保険料の納付記録漏れ問題が発覚し、対象が5000万件という前代未聞の結果となった)以降、詳しく知るようになりました。
学生など若い世代を含めて「年金とは何か」「そのために税金が必要」というルールが知るよい機会になれば良いと思います。
投資をしなければお金は増やせない
それでは「どうすれば2000万円を作ればいいのか」という議論になります。
2000万円が妥当かは個人によって違いますが、老後生活をどのように暮らすのかを前提に考えないといけません。
仮に2000万円を目標数値とした時にどのような方法があるのでしょうか。
若い人であれば月1万円でも貯金をすれば良いというのは基本的な考えになると思います。
25歳からスタートして65歳まで働くとざっくり試算しますが、残念ながら2000万円には届きません。
年間で12万円 × 40年 = 480万円となります。
月4万円貯めて、なんとか2000万円になるような計算です。
月4万円も貯め続けるということは、貯金だけでは難易度がありそうです。そうなると何かしらお金を増やす手段を考えないといけません。
・昇給による収入アップ
・副業による収入アップ
・投資による収入アップ
本業で収入アップが見込めるのであれば問題ないですが、いきなり何百万円もアップできるわけではありません。
副業をしたくても本業忙しい人であれば、時間を作って仕事をすることも現実的ないかと思います。
そうなると何かしら投資するしかないように思えます。基本的なことかもしれませんが「投資をしなければお金を増やすことができない」のです。
投資資金があれば色々と選択肢ができる
「投資」は字のごとく「お金を投じることで将来それ以上の利益になって返ってくるのを期待する行為」のことです。
実際のお金に関する投資としては「株式投資」「FX投資」「不動産投資」といったものがあります。全てに共通することは資金がなければできないということです。
いわゆる「種銭」を持っていることが大事になります。その種銭が積極的に利益をあげにいく行為なので投じた資金以上の金額になって返ってくることを期待します。
種銭(資金)があることで様々な投資をすることができます。
中古商品を仕入れてヤフオク!やメルカリで販売することもできます。そこまで時間と手間をかけたくなければ少額の株式投資をしても良いと思います。
もう少し資金を貯めることができるのでれば、銀行に融資を受けて不動産投資をすることも可能です。
銀行の定期預金など貯金だけではそこまで増やすことができません。
不動産投資は「副業」としても最適
その中でも比較的「副業」要素的に安定感もあり、そこまで時間を要しない「不動産投資」は効果的な投資の一つだと思います。
金融庁の2000万円不足の理由として、あと生活費に5万円必要ということでした。
都内の中古ワンルームマンションを現金で購入することができれば、月に5万円の収入を得ることも可能な範囲です。
現金を出すのは難しいのであれば融資を受けて新築アパート(6戸数)を購入という手段もあります。
各種税金を抜いた金額でも年間で70〜80万円は得ることができるかと思います。月にして6万円前後の収益です。
すぐに家賃収入を使うことなければその資金を繰り上げ返済資金にして、定年後を目安に一括返済すれば、全ての家賃収入を得ることになり月に20〜30万円の収益になります。
何れにしても必ず現金が必要になります。投資をしなければお金を増やせないのであれば実行あるのみです。
勉強しても知識だけでお金のリターンは生まれません。行動することで初めて投資を得る資格を得ることができるのです。
「今はまだ早い」「リスクがある」など先延ばしにするよりかは、行動することで「2000万円」の不安が解消され希望に変わっていくと思います。