退職後の収入として「公的年金」は生活費を得るための重要な「収入源」です。
年金が足りないという問題が出ていますが、実際には頼るしかありません。
そのような状況の中で老後の収入について漠然とした不安を抱えている人が多いと思います。
また増やすために現役時代からできる貯蓄や投資で「何から始めればいいのか」と悩んでいる人もいるかと思います。
「年金」で生活ができないのであれば補うしかない
受給できる年金の金額は、人によって異なります。
年金の加入期間の長さや、就労中の収入などによって受け取れる金額が違ってくるのです。
一般的な企業に勤めていた男性の場合、平均的な年金受取額は、公的年金(国民年金・厚生年金)あわせて月15~20万円程度と言われています。
さらに退職金があれば老後の生活は大丈夫かと思われるかもしれません。(最近では、転職する人も多く、満額での退職金が出ない場合の人が増えてきています)
しかしゆとりのある生活を維持したい場合はこれだけでは足りません。
さらに物価の上昇や受給額の減少などが起きると生活が苦しくなる恐れがあります。
そうなると他の収入を得る方法を考えるしかありません。
公的年金以外で収入を得る方法
公的年金以外で収入を得る方法は主に3つあると言われています。
・就労収入
・不労所得
・個人年金保険
それぞれの収入方法に特徴があります。どれか一つに絞るのではなく一度は試してみて、自分に適している方法かを見極める必要があります。
就労収入
定年後に全く働かないという選択肢はなくなりつつあります。再雇用で嘱託社員になることや、アルバイトで働くことなどが考えられます。
現役サラリーマン自体に培ったスキルを活かして起業する方もいらっしゃいます。
働くことで収入を得るということが一番シンプルな考えだと思います。
不労所得
いわゆる「投資」による不労所得です。年齢とともに体力も厳しくなるかもしれませんので、「投資」による副収入があることを目指します。
・株式投資による配当金収入
・不動産投資による家賃収入
株式投資は「配当金」収入だけでなく「株式優待」という特典も充実していますので人気があります。
個人年金保険
個人年金保険は、保険料の払込期間(一般的には60歳まで)に保険料を納めることで受け取りができる保険です。
契約時に定めた年齢に達した時点から一定期間または一生涯にわたって年金が受け取れる貯蓄型の保険で様々な種類があります。
運用形態によっては積み立て額よりも給付額が上回ることもできます。
「投資」は現役時代に準備するべき
また「投資」は、退職金や保険の満期、相続などでまとまった資金を得てから考えることが多いと思います。
ゆとりある老後を迎えるためには、サラリーマン時代に生活に余裕のあるうちに準備を進めておくべきです。
また「投資」対象を集中投資するのではなく、幾つかの対象に投資することが基本です。
中期的、長期的に分けて、自分にあった「投資」は何なのかを知ることが重要です。