変化が目まぐるしい社会情勢の中で様々なスキルが求められています。仕事であれば専門的なスキルだけでなく、様々な職場環境でも適応できる能力を加えて求められています。
その中でも「孤独力」というスキルが注目されています。
「孤独力」とは、他人との接触を避け、ひとりぼっちの孤独状態を求めるような閉鎖的な意味ではありません。
どのような環境におかれても常に自分の意思を持って自己責任で行動できるスキルのことです。
社長には「孤独力」が長けている人が多い
「社長(経営者)は世界で一番孤独な職種である」という話を聞いたことがあります。
従業員を従えての経営者であれば「孤独」という言葉には無縁というイメージがあります。また接待などで人とも触れる機会が、一般社員と比べても多いはずです。
しかしそれは物理的な接点であって、本質的には「孤独」なことが多いという考え方です。
なぜなら企業の活動の最終の責任はすべて社長にあるということです。
もちろん相談するブレーンはいますが、それでも経営に関する意思決定を自分でしなくてはいけないということです。
責任を転嫁したり、逃げたりすることはできないのが社長です。必然と最上級の「孤独力」を兼ね備えているのです。
「孤独力」を養うには「自分の時間」をつくる
忙しい社長ほど自分の時間をつくるようにしています。
経営層であれば分刻みのスケジュールでも30分や1時間はアイドルタイム(無作業時間、遊休時間)を作っています。
例えば読書や映画などで自分で知性を磨くためのインプット時間にしたり、ひたすら自問自答する時間に充てるのです。
これは非常に重要なことで、忙しい人ほど設けなくてはいけない時間です。
「インプット」を行い「考える時間」があればあるほど、良質な「アウトプット」ができるのです。
サラリーマンで普段の業務で忙しい人でも、通勤の行き帰りや業務の間にスキマ時間はあるはずです。
この時間を意図的に確保することで「孤独力」が養われます。
孤独力のある人は、お金持ちになる人
また「お金持ち」と呼ばれる方々も「孤独力」が自然と身についています。
「お金持ち」の方は自分でコントロールすることを好みます。自分のペースでできること基本としています。
自分でコントロールできないものは基本避けます。結果「孤独」という状況に置かれやすいのです。
そして「孤独」自体を楽しむことを知っています。
「お金持ち」は孤独の中にこそ自分を成長させる環境があると考えているのです。
人は確かに1人で生きていくことはできません。しかしむやみに人と群れる必要はありません。
「お金持ち」の方は「孤独」になることをネガティブには捉えないのです。
この姿勢があれば「孤独」になっても普段の生活も楽しむことができます。物理的に孤独になったとしても、寂しさを感じることはありません。
「不動産投資」に置き換えたときでも「仲間を意識したり」「情報に流されることのない」ような判断力を養うには「孤独力」を身に着けるしかありません。
そしてこの「孤独力」こそが「お金持ち」になるために必要なスキルの一つかもしれません。