年末年始は転職希望する人が増えてきます。
コロナ禍で経済が好転しない中でも募集する業界で「IT・通信系」「金融系」は求人件数が増加傾向にあるとのことです。
しかし転職できる人は、専門性があるなど特筆すべきスキルがあることが有利になります。
その中でも「ギバー」「テイカー」という性格によって転職が判断されているようです。
「ギバー」「テイカー」とは
「ギバー」「テイカー」とは馴染みのない言葉ですが、これは「ギブ&テイク」から派生した言葉です。
「ギブ&テイク」は日常会話の中でも時折出てくる言葉です。
これは日本語に訳すると「何かを与えたら何かをもらう、逆に、何かをもらったら何かを与える」という関係を意味します。
仕事でもプライベートでも、人間関係を円滑にする上では、常識として控えておく考え方です。
つまり「ギバー」とは「ギブする人(与える人)」であり「テイカー」は「テイクする人(得る人)」ということになります。
コロナ禍では「ギバー」であることが大事
コロナ禍において外出自粛になる傾向が多く、リアルでのコミュニケーションが少なくなります。
その状況下においても信用を得て信頼関係を築くことが大事です。
信頼関係を築くためには「情報を発信する」ことです。
つまり必要とされている情報を積極的に周囲に与えていくことが大事になってきます。
これこそが「ギバー」の基本的な行動につながるのです。
「テイカー」だけでは信用されない
先ほどの転職に関する話に戻しますと、転職に有利なのは「ギガ―」です。
「テイカー」が自己主義的な評価をされてしまうのです。
ある転職担当者は面接に至るプロセスでの話を聞きました。
その企業では転職希望者に事前にメールによるコミュニケーションを何度も交わすようにしています。
面接前にやり取りするメールの文面からは、その人の人柄を判断をしているのです。
文面的に「自分本位」で「利己的」な印象で「テイカー」と感じとれてしまう人は要注意です。
実際に面談をしてみると、メールでの印象と同じような対応をとるのです。
「テイカー」は人間関係が続かないため、すぐに退職をしてしまい転職回数が多くなる傾向のようです。
単なる「ギバー」だけでもいけない
ギバーにも種類があります。
ただただ与えるだけの人だけは意味がありません。
与え続けるだけでは、いつかは自分も知識も枯渇してしまいます。
「ただの良い人で終わる」ということです。
これからの「ギバー」人に与え続けながら、自分も得る人です。
「ギバー」として率先的に動きながら協業や共創できることが大事になります。