スルガ銀行は何だったんだろうか
不動産投資で有名なスルガ銀行の不正融資が全国紙の一面をかざる事態になり、とうとう会長が引責辞任をしました。
不動産仲介会社や新築アパート会社からは「スルガ銀行は基本使わないほう良いです」と聞いていましたので、ある程度は予測していた部分でもあります。
審査がスピード早く( 早ければ1週間とも聞きます )、耐用年数越えの融資期間、フルローン、オーバーローンも実施できる金融機関は、スルガ銀行くらいしかなかったのではないかと思います。
属性が安定していたら、問題なく借りられる銀行ですが、金利が4.5%と高いのも特徴的でした。
不動産投資への新規での参入が厳しくなった
知り合いに借りている人がいましたが、「まずは借りて金利交渉」というスタンスでした。今はどうなっているかわかりません、、
今思うとスルガ銀行しか借りれなかったかもしれません。
いずれにせよ、シェアハウス投資が発端となり、一気に不動産投資全体の不正融資につながっていたとなると、業界全体への影響が大きいです。
聞いた話によると、スルガ銀行から借り換えする銀行として、不動産投資で有名なノンバンク、韓国系銀行、都内の信用金庫の三行が受入先として積極的に動いているようです。
今回の一件により、各金融機関の締め付けが俄然厳しくなりました。
特にこれから初めて不動産投資をすることはハードルが高くなった模様です。
新築アパート会社に聞いても、余程、属性が高くないと厳しくらしく、年収1000万では通らないようです。
年収高くても頭金に2000万用意しないと、審査のテーブルにも乗らない状況のようです。
スルガ銀行が不動産投資にもたらしたもの
厳しい時代になりましたが、今までがサラリーマンを中心に誰もが容易に参加できた異常な状態だったという指摘もあります。
改めてスルガ銀行が行ったことは、決して許されるものではありません。しかしながら良くも悪くもですが、不動産投資を世の中に広めました。
不動産投資への参入障壁を減らし、選択肢が増えて、競争がうまれ、関連する良いサービスが出来たのも事実です。
やはり不動産投資は、自己責任が必要だなと感じます。
無理のない自分に適した方法で不動産投資を進めていきたいと思います。