地方銀行の連続赤字が止まらない

地方銀行の連続赤字が増えている

地方銀行の半分以上が赤字

政府は地方銀行や地域乗り合いバスの統合基準を見直す。地域サービスの存続に着目した新法制定などで独占禁止法の審査に例外規定を導入し、地域シェアが高くなっても統合を認めやすくする。

 

地域社会を支える金融・交通サービスが人口減で失われるのを防ぐ狙い。ライドシェア(相乗り)の解禁など金融・交通分野で新規参入や収益力向上を促す規制改革も重要になりそうだ。

引用:日本経済新聞 朝刊(3月5日)

地方銀行(106行)の2017年度収益状況

5期以上連続赤字 23
4期以上連続赤字 7
3期以上連続赤字 10
2期以上連続赤字 12
単年度赤字  2
黒字
52

 

 

持ち株会社化が生き残る道か

銀行業以外の活路を見出せないといけない時代になっているのかもしれません。

 

かつては地元の基盤を活かして「不動産投資」などで融資金額を増やしてきた地方銀行ですが、その強みもしばらく間は通用しなくなりつつあります。

 

「業務範囲規制の見直し」という名のもと金融業に収まらない手段が必要になってきます。

 

一つに「地域商社」という試みも始まっているようです。業界の専門商社でも発掘できない地域の隠れた魅力ある産品やサービスを全国に販路拡大するため、地域に特化した商社を目指す動きです。

 

北國銀行は4月中にも子会社北國マネジメント株式会社を通じて独自のECサイトの運営を開始する計画があります。今までの銀行のイメージとは異なる動きです。

 

将来的には銀行が単純に統廃合されるだけでなく、地元の地域商社の継承や再生なども事業会社化していく流れです。

 

将来的には「飲食業」や「不動産業」も行えるような持ち株会社への展開も十分に想像されます。

 

地方銀行には企画できる人が不在か

しかしながら実行する人材が金融機関少ないのも現実にあります。

 

採用活動時に「私は企画ができます」という学生は採用しなかった金融機関があるという噂を聞きました。

 

要するに「組織への絶対服従」するタイプを好んで採用していた経緯があるのです。「右へならえ」の人材しかいなければ当然、上下関係は外からみる以上に強固なものになっているのだと思われます。

 

融資に関する考え方も上司の考えに従順に対応するので、スルガ銀行のような体質が自然と生まれたかと思うと残念です。

 

規制などにより横並びの金融機関より独自性のある金融機関がもっと出てきても良いような気がします。不動産投資も含む融資の考え方や借主に対してのコンサルティング的な付き合い方など変化が出てくるのではないかと思います。