不動産投資での融資に関して、新たな不正融資が発覚しました。ネット銀行大手である「住信SBIネット銀行」の住宅ローンを使って中古マンション投資をしたことがわかりました。
住宅ローンは当然「居住用」なので借入をしたものが住むことが前提となっています。
個人が中古マンションを投資目的で買ったのに、銀行融資を受ける際に「居住用」と偽り低金利の住宅ローンを引き出した疑いのある事例が大手ネット銀行で見つかった。
融資資料が改ざんされていた疑いもあり、銀行が調査を進めている。同様の不正は地方銀行でも出ている模様だ。
関係者によると、住信SBIネット銀で昨秋、住宅ローンを延滞した顧客を調べたところ、融資申請時は居住用としていたのに、実際は投資目的で中古マンションを購入していた疑いが浮上。
資料の改ざんで年収も水増しした疑いがあることもわかったという。
引用:ヤフーニュースより一部抜粋
もともと居住用の住宅ローンの金利が投資用ローンより低いです。35年の融資期間でも1%を切ることが大半です。その金利を狙ってに不動産投資会社が不正をしたようです。
今回は不動産投資会社が「サブリース」が合わせて提案した模様で「空室でも家賃は支払われる」と勧誘したですが、途中からからの家賃支払ができなくなり不正発覚につながったとされています。
住信SBIネット銀行はネット専業銀行の中でも住宅ローンの金利の安さで有名です。SBIマネープラザが代理店として受けたと報道では出ていますが、同じ不動産投資会社が関わった案件で他に不正があった可能性もあると思われます。
今回は、住宅ローンでもセカンドハウスも適用されますが、明らかに投資目的となっています。しかも金利が一番低くて有名なネット銀行を使うということは悪意があります。基本店舗がない銀行なので書類審査のみで担当者に会いません。都市銀行や地方銀行では考えらない隙間を狙ったスキームです。
もし50㎡以上のマンションであれば、住宅ローン控除も受けていた可能性があります。税金まで軽減したとなると犯罪行為になるかと思います。そのようなスキームは大体的を提案時に訴求できないのですが、かなり横行していたのではないかと思います。
投資した側も振り込みされないので、表に出てしまったのかもしれませんが、この住宅ローンスキームを分かっていての行為とするなら共犯になる可能性もあると思います。
やはり不動産投資ではこのような低金利で始められる好条件の話は存在しないということです。悪意を持って借りるほうに問題がありますが、借りれる状態になっていたネット専業銀行も問題がなかったか調査が入るかもしれません。