土地購入からの「駐車場投資」をしてはいけない理由

都内では古家を壊してコインパーキングが増加中

近所の空き家が取り壊されてマンションが建つ計画が出ています。しかしすぐに開発ができないのかその場しのぎなのか、コインパーキングになっています。

近所に小さめの古い戸建住宅も取り壊されましたが、新築戸建で販売しても売れないのか、軽自動車専用のコインパーキングになっています。

コインパーキング(駐車場)経営は、不動産投資の派生から一時期流行りを見せましたが、本当に投資として儲かるのでしょうか。

一般的な不動産投資と比べて建物がない分、投資金額も少なく気軽にできるというイメージですが、現実はそうではありません。

駐車場経営は、実質的な利回りが低い

一般的に建物が掛からない初期投資の負担が少ないと思いますが、利用料金が家賃と比較すると非常に低いです。

不動産の家賃であれば、月単位で収益が確保できます。駐車場も月極で確保できればいいですが、そもそも利用料金が少ないです。

ざっとではありますが、下記のような相場になるかと思います。

地方 5,000円~10,000円
都市 15,000円〜30,000円
東京都23区 30,000円~50,000円

東京都内であれば魅力的な収入源ではありますが、車を持つ人も少なくカーシェアリング派も増えてきています。

法人利用などの一定のニーズがなければ月極は決まりにくいでしょう。法人利用となると一等地と呼ばれる場所になります。

「時間貸し」によるコインパーキングもありますが、これも常に満車とは限りません。

最近では自宅の駐車スペースを貸し出すサービスも出てきているので競合も多くなってきています。

安定的に確保するのは余程立地が良いところに限ります。

駐車場経営は節税に不向き

不動産投資をする際のメリットとして「節税」があります。

家賃収入に対して税制上の優遇をされていることで、多くのキャッシュを残すことができます。

しかし、駐車場経営は税金に対しては得ではないことが多いのです。建物がないので「更地」扱いとしての評価なのです。

「固定資産税」「相続税」の評価が「更地」と同じです。

駐車場向けにコンクリート舗装をしても税制的に優遇されません。

賃貸住宅として経費扱いになる「減価償却費」が少ないので所得税を抑えることができません。

土地をもっていないサラリーマンが投資するべきではない

しかし駐車場の経営は、不動産投資とはまったく別物です。メリット以上にデメリットがあります。

特に土地を持っていないサラリーマンの方が「簡単な不動産投資」と考えて始めるのは危険な行為です。

また土地があるからと言って、向いているとは限りません。

投資用不動産として土地選びが難しいですが、周囲の環境によって左右されることも考えておかなくてはいけません。

また車上荒らしなどが頻繁に起こる地域であれば、駐車場自体の運営が厳しくなります。

不動産投資にはいろいろなジャンルがありますのですべては否定できません。

しかし「土地がない」場合は、融資を使って敢えてチャレンジする投資ではないと思います。

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