「あおり運転殴打男」は悪質不動産オーナーだった

「あおり運転殴打男」は不動産オーナーだった

先週末から茨城県の常磐自動車道であおり運転をしたうえ、高速道路で無理やり車を停止させ、運転していた男性を殴る事件の報道が後を絶ちません。

傷害容疑で公開手配されている宮崎文夫容疑者(43)の行動は決して許されるものではありません。

今回の事件で取り上げられてしまったことは、宮崎文夫容疑者が不動産オーナーだったということです。

宮崎文夫容疑者は「宮崎プロパティマネジメント株式会社」の会社経営者です。事業内容は名前の通り不動産管理会社です。

親族の不動産物件の管理をしている形で起業したとされています。

しかも住民によればすこぶる評判の悪い悪質オーナーということです。普段の行動から今回の事件の背景にもなっているのかもしれません。

やってはいけない不動産オーナーのオンパレード

テレビの報道で容疑者所有の7階建てマンションの映像が度々出ていました。

その場所に実際に使われていたとされている白い高級外車が停まっていたということです。

しかし注目すべきは、実際に住んでいる方のコメントです。不満と塊のような話ばかりです。

オーナーが最上階に住んでいる

宮崎文夫容疑者が所有しているのは地主系の不動産ではよくある「オーナー」も住んでいる物件でした。

オーナーが住んでいることで、住民からすれば何かあったときに相談できるなど安心感があります。

私も実際にオーナーが住んでいるマンションで暮らしたことがあります。

ゴミ出しから近所のお店の紹介などすぐに相談できるので非常に助かったのを覚えています。

それはあくまでも管理者としての立場だったので相談しやすかったのです。

しかし宮崎文夫容疑者は最上階の7階に住んでいます。オーナーが一番偉いと言わんばかりの構造がすでにできています。

おそらく管理者という立場ではなく、普段から「住まわせてやってるんだぞ」という高圧的な態度に出ていたと思います。

突然、駐輪場を駐車場に変更

さらに驚いたのは、オーナー都合で建物のルールを突然変更したことです。

普段の住民の生活に必要な駐輪場スペースに対して、突然、宮崎文夫容疑者の車を停めるように変更したことです。

住民の自転車数十台がエントランスの横に置くことになりました。

今まで余裕を持って停めることができたのに、不便極まりない状態になっているのです。

住民を最優先に考えるべきはずの不動産物件が、オーナー最優先になっている時点で住民の満足度は低いものと感じます。

常に威圧的な態度

住民の大半が、威圧的な態度で挨拶もできなかったと話をしています。

これでは住民も安心して暮らしができません。

住民あっての家賃収入なのに、どこで勘違いをしたのでしょうか。

今の賃貸経営は住民が長く住んでいただくためのサービスを提供しないといけない時代です。

不動産オーナーの基本は住民ファーストでないといけないのです。

典型的なやってはいけない不動産オーナーの見本だと思います。

このような驕りにより今回のような事件が生まれたのかもしれません。

不動産物件は自分で購入していない

なぜこのようなお粗末な管理状況なのか不思議に思いましたが、マンション自体が相続によるものだったのです。

不動産投資の基本は、自分で物件を探して融資を申請して購入するものです。

宮崎文夫容疑者は相続したマンションしか所有していないとすれば、そのプロセスを経験することがありません。

最初から「家賃が入って当然」の状況からであったので、住民ファーストの行動をとる必要がなかったかもしれません。

いずれにしても苦労せずに今の収入があるので、20日間も車で国内を運転できるのではないでしょうか。

宮崎文夫容疑者の母親も「家賃収入を自分だけのものにして困っている」とコメントしていました。

住民からも親族からも評判が悪いとなると起こるべくしてできた事件かもしれません。

またしても不動産投資への悪評が出てしまった

昨年は金融機関での不正融資、アパート会社の施工不良と不動産投資オーナー周辺での問題が多数発覚しました。

しかし今回は不動産オーナー側の問題です。

一般的には「不動産をもっていると不労所得がある」というイメージがあります。

宮崎文夫容疑者の一連の行動は、会社経営者でありながら「世間知らずのお金持ちの中年おじさん」という見方になっても仕方がありません。

不動産オーナー=金遣いや素行の悪い人」ということになれば、不動産投資自体に悪評がついてしまいます。

堅実にコツコツと資産形成や副業をしているオーナーからすれば、たまったものではありません。

今回はそこまで報道として取り上げていませんが、不動産投資をする立場とすれば残念でしかありません。