西武信用金庫 ついに落合理事長辞任

不動産融資の西武信金に業務改善命令

ついに西武信用金庫(以下、西武信金)の落合理事長が辞任する見通しです。不動産融資で一躍名を馳せた信金のモンスターとも呼ばれた西武信金のトップの辞任はどのような影響を与えるのでしょうか。

金融庁は、昨年秋から実施している立ち入り検査の結果、信金大手の西武信金に対し、本日5月24日にも銀行法に基づき業務改善命令を出す。

今回の不祥事はスルガ銀行と同じく「不正融資」という点に加えて反社会的勢力と疑われる先への不適切な融資が発覚したことが大きなポイントです。

西武信金では経営管理態勢に重大な問題があると判断した結果、経営責任を明確化するため、落合寛司理事長は辞任する見通しです。

今回も組織ぐるみでの不正融資か

複数の関係筋によると、金融庁による立ち入り検査では、反社会的勢力と疑われる先と関わりのある企業に対する複数の融資が発覚した。

取引には一部の役員が関与していた。また、同信金が積極的に進めてきた投資用不動産向け融資でも、職員らの関与は認められなかったが、不動産業者の書類改ざんなどが見抜けず、甘い審査が行われていた実態も判明した。

金融庁では、こられの不適切な融資が実行されていたにもかかわらず、経営陣の認識が乏しく、適切な管理が行われていなかった点を問題視。ガバナンス(組織統治)の不備を含めて業務改善命令を出し、経営の建て直しを促す必要があると判断した。

引用:ヤフーニュース

西武信金のトップである落合氏は2010年に理事長に就任し、独自の経営方針をもって、東京など首都圏で店舗を拡大し、個人向けを中心とした融資獲得によって事業規模を広げてきました。

特に不動産融資に関してはスルガ銀行と同様に積極的な金融機関として注目を集めており、信用金庫の枠にとらわれないほどの積極的な動きをしてきました。

2017年度の貸出金残高は1兆6618億円で2009年度の2倍近くに急増していました。急激な業績拡大を維持するために、現場ではノルマ先行の業務管理体制に問題があったかもしれません。

最近の金融庁の動きが激しい

スルガ銀行、西京銀行などの不正融資に関連して不動産融資の要の一つでもある西武信金にもメスを入れるなど、金融庁の威信にもかけた本気度が伝わります。

時を同じくして昨日も野村HDと野村証券に「業務改善命令」を発表しています。金融不安を敢えて作っているのか単なる見せしめなのか米中貿易問題関連で、株価がさえないこの時期に公表する理由も知りたいところです。

「業務改善命令」は具体的にどのようなことを行うのかは公表されていません。具体的な命令を誰に何をどのように、いつまでに詳細がわからなければ改善するのかわかりません。

いずれにしても反社会勢力を入れてまで業績を拡大した西武信金はスルガ銀行以上に悪質な体制が横行していたことで、信用回復は絶望的なのではないかと思います。

不正融資の調査対象になっていた信用金庫の雄である「西武信用金庫」に過剰融資の疑いが報道されました。
「西武信用金庫」が不動産投資に優位な点が3つあり、一部の不動産投資家からは「スルガ銀行」並みに重宝がられてたと聞きます。

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