「TATERU」関連子会社の譲渡が難航中

インベストオンラインの株式譲渡が延期

TATERUが連休前の上場終了後に公式発表を出しました。3月に発表していた連結子会社である「株式会社インベストオンライン(以下、インベストオンライン)」の株式譲渡実行日を延期すること発表しました。

当社は、2019 年3月 29 日に開示いたしました「(開示事項の経過)連結子会社の異動(株式譲渡)に関 する株式譲渡契約締結に関するお知らせ」において、2019 年4月5日に株式譲渡を実行予定であることを 公表いたしておりましたが、株式譲渡実行日を延期しておりますことを下記のとおりお知らせいたします。

引用:TATERU 公式ホームページより

TATERUは、主事業であるアパートメント事業が不正融資による影響で、売上の見通しがつかない状態です。少しも現金化が必要なため、昨年末から業者間で土地の売買を始めていました。

その状況に加えて、決算資料でも唯一不動産投資物件を販売し続けていた「インベストオンライン」を株式譲渡する決断に至ったことで、本業の復活にまだ時間がかかると予測しておりましただけに、今回の延期でさらに業績回復が遠のくような印象になったと思います。

アパート在庫の圧縮がうまくいかないのか、現金が必要なため株式譲渡をせざる負えなくなったかもしれません。

本当に譲渡する意思があったのか

今回の延期に至った理由には先ほどの発表資料には下記のように記載されています。

2019 年3月 29 日 に締結し株式譲渡実行に向けてジャパンインベストメントアドバイザー及びインベストオンライン と協議を進めておりましたが、クロージング条項に伴う協議及び確認に当初想定以上の時間を要して おり、双方合意のもと株式譲渡の実行を延期する覚書を締結いたしました。

今後の予定につきましては、決定次第速やかに開示いたします。

ここまでくると何を信じていいのかわかりません。「当初想定以上の時間」と理由も曖昧であるのと「決定次第速やかに開示」と具体的な期日もありません。しかも意図的なのか大型連休前日の発表もあり株価に出来るだけ影響が出ないようにしている感が否めません。

本当に株式譲渡する意思はあったのでしょうか。それともインベストオンライン側の評価に何か問題があったのでしょうか。このような発表があると立ち消えになってしまってもおかしくありません。

販売用不動産の売却も予定通りなのか

ここまで来ると4月5日発表した「販売用不動産の売却」も怪しくなってきます。公式発表で描かれているスケジュールでは下記のようになっています。

売買契約締結 2019 年4月5日
第 1 回引渡日 2019 年4月 26 日(予定)
第 2 回引渡日 2019 年5月 24 日(予定)
第 3 回引渡日 2019 年8月 16 日(予定)

本日の時点で無事に第1回引き渡しが終わっていることになっていますが、あくまでも予定なので何とも言えません。本当に経営状況は問題ないのか、財務状況は改善しているのか公式な発表がないだけに不安だけが募ります。

TATERUは夏までに不良在庫化した1億円規模の高額アパートを122棟売ることを決めました。

来月の中旬には「第1四半期決算発表」が控えています。昨年度のハイライトはでは下記のような絶好調な展開で、第1四半期時点での売上では過去最高水準だと発表していました。

2018年12月期第1四半期ハイライト
● 売上高前年同期比132.2%、営業利益前年同期比106.3%達成
● 13期第1四半期会員増加数8,534名、成約数254件 前年同期比132.3% 達成

TATERUは年末から酷い状況が続いています。これ以上失望はしたくはないですが、不動産投資全体が冷え込むような象徴的な発表でないことを願います。

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