レオパレス オーナー説明会でも社長不在

批判が飛び交うレオパレスの説明会

レオパレス21(以下、レオパレス)による賃貸アパートの施工不良問題での記者会見が行われたあと、昨日10日に東京都内中野にある本社にてオーナー向けの説明会では、オーナーから厳しい批判の声が殺到したようです。

レオパレス記者会見

画像引用:テレビ東京「WBS」より

レオパレス物件を持っているオーナーからすれば、レオパレスの実質の売上に貢献しているオーナーをないがしろにした一連の対応は批判されて当然だと思います。

「やっぱり無視してきてたでしょ。真剣に対処してこなかった

「今回の代表責任者である社長はどうなってるんですか

「こういうことが起きるということは、役員の方が常々直接オーナーの前に行って、顔を出して、生の声を聞いていないから、こういうことが起こるんだと思うが、いかがですか」

「(説明を聞いてどう思うか?)納得できません。こんな重大なことで、なんで社長が出てこないんですかね。(補償などの具体的な話はあったか?)本当にやってくれるのかどうか、社長がいないんですから、まともには聞いてられない」

引用:ヤフーニュースより抜粋

レオパレスがに反省の色が感じられない?

リスクマネジメントの面では、レオパレス側の誠意が感じにくい内容です。施工不良に関しても現場の判断で行ったような感じですが、現場監督、下請け業者が勝手にできるわけがありません。

施工方法、材料指定はレオパレス側の指示を受けている事は間違いはないと思います。1324棟も同時期に集中しているのであれば組織的な関わりは否定できません。テレビで社長が会見をしている姿をみましたが、反省の色は全く感じませんでした。(民法各局のレオパレス報道には忖度があるような感じがします。長年CMスポンサーをしているからでしょうか。そう考えると「テレビ東京」はメディアとして正義を貫いている感じがして良いと改めて思いました。)

不動産業界であれば「レオパレス」の行いはすでに知られていた内容なのかもしれません。ある記事には「脱法会社」というくらいあきれる内容が書かれていました。そんな甘い状態が続いた会社ですから社長の憮然とした態度は「なぜ謝る必要があるのか」という感じにも見受けられました。不動産投資でアパートを持つ立場としては、こんな会社にお金を預けていたのかと思うと実に残念ではあります。

レオパレスが倒産されては困る

しかしながらヤフーニュースの記事では、オーナーの本音として「結構うそついていることが多いから今までも、(会社が)つぶれちゃったら困る」という意見も書かれています。

レオパレス物件を購入する人は、相続対策という目的で所有する土地にアパートを建てている方がほとんどではないでしょうか。サラリーマンの副収入という意味でレオパレスを新築で購入する人はほぼいないと思いますので、年齢層も定年後の方など高めではないかと想像します。

銀行(主に地方銀行や信用金庫など)から数千万円の借金を賃料収入で長い期間をかけて返済するオーナーからすれば、施工不良でアパートが運用できないのは重大な問題です。不動産業界から問題視されているサブリースも契約当初の金額でのアパート運営はもはやできないでしょう。

賃貸物件にすでに施工不良として瑕疵があります。通常あれば家賃は下げざるを得なません。今回のようにレオパレス都合で3月末退去となれば貸し出せません。たとえ補修ができたとしても「レオパレス伝説」でも語られているような「壁が薄くて隣の声が丸聞こえ」「エアコンも勝手に消える」などの構造上の噂も会社が記者会見で公然の事実として認めてしまいました。今回の件でさらに強調されたので賃貸ショップも提案しにくくなり、借り手も激減することが予想されます。

レオパレスがもし倒産でもしたら、このようなリスクの塊のような状態を受け継ぐことのできる会社規模は同じ創業者が関わるMDI、大東建託、東建コーポレーションの名前も出てきそうですが、まずもって現実的ではありません。オーナーとしては負債を抱えなくするためにもまっとうな会社にして存続してほしいのが本音ではないでしょうか。

レオパレスは10年前から施工不良を指摘をされていた

レオパレスには「LPオーナー会」というオーナー有志による組織があります。たびたびメディアにも取り上げられています。レオパレスを信じて結束した前向きな会になるべきはずが、今となっては厳しい現実を受け止めなくてはいけなくなりました。

別メディアのニュースでは、横浜市在住で「LPオーナー会」の西関東支部幹事を務める石塚一雄さんが以前から疑いの目を持っていたと書かれています。

 石塚さんによると同社物件は「最近になって騒がれだしたけど、実は10年近く前から、オーナー会に施工不良の報告が上がっていた」という。「約束を守ってくれない会社だ」と石塚さん。

引用:ライブドアニュースより抜粋

「ゴールドレジデンス」以外にも対象物件がある

石塚さんは同社が入居者に転居を要請している「ゴールドレジデンス」でなく「コングラツィア」というタイプを所有されています。しかし記事によるとこの「コングラツィア」が施工不良が発覚したという話でした。

昨年8月、1級建築士に調査を依頼し10室のうち4室を調べたところ天井や壁に張られた石こうボードの厚さが基準の15ミリに達していない部分が複数あると判明した。ボード自体が張っていない部分もあった。

レオパレスは施工不良が見つかった際、オーナーと協議の上で補修工事を行うとしている。

石塚さんは「調査結果を伝えても、全くそんな動きはない。火事が起きた際、入居者の命を守れる建物にしてほしいので、工事をしてくれないと困る」と憤った。

引用:ライブドアニュースより抜粋

レオパレスが提供した施工不良アパートは1324棟どころではないのかもしれません。終わりのみえないこの事態は、「かぼちゃの馬車」「TATERU」の比ではありません。しかしこれにより施工不良アパートが一気に出てくることによる世間一般の悪評価が加速し、不動産投資全体の冷え込みを懸念します。

サラリーマン投資家には「レオパレス物件」対象外ではあったかもしれませんが、関連する地方銀行のさらなる引き締めや、新築アパート物件の減少はしばらくの間は避けられないのかもしれません。

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