確定申告準備は1月から始めるべき

確定申告は1月から始めるべき

年明けの3連休を過ぎると、そろそろ確定申告の準備をしなくてはと思い始めます。サラリーマンのみの所得であれば、医療費が10万円超えたり、住宅ローンの最初の年ぐらいしか確定申告をする必要はないかもしれません。

 

しかし不動産投資を始めると必ず確定申告をする必要があります。私も区分中古マンションを購入したときから毎年書類を集めては、毎年やっていても書き方を忘れていることもあります。そうなると専門の本やインターネットを調べながら準備するため時間がかかります。

 

毎年e-TAXで申請をしており毎年期日ギリギリに提出していました。提出する際に住民基本台帳カードでの認証をしていたのですが、昨年は直前になって有効期限が切れていることがわかり、期日最終日に有給を取って税務署に駆け込むことになった苦い思い出があります。

 

今年はマイナンバーカードを申請して取得しましたので、余裕を持って準備をしようと思います。マイナンバーカードの発行には1か月ほどかかります。これからe-TAXで申請しようとする方がいればご注意ください。

 

確定申告をするのであれば下記の内容を集める必要があります。わかってはいても1日では完了できないものもあるので、少しづつ確認して用意していかなくてはなりません。特に購入した最初の年は税金の設定や減価償却の設定などがあるので注意が必要です。Excelなどでチェックリストを作成することをおすすめします。

 

1.給与所得に関するもの
・源泉徴収票

 

2.不動産売買に関するもの
・不動産売買契約書
・売渡精算書
・譲渡対価証明書

 

3.家賃や管理に関するもの
・家賃送金明細書
・賃貸契約書
・修繕の領収書
・火災保険・地震保険などの証券

 

4.融資に関するもの
・借入金の返済予定表

 

5.税金に関するもの
・固定資産通知書
・不動産取得税

 

6.  経費に関するもの
・領収書
・クレジットカード明細

 

一番時間がかかるのは経費関連です。不動産取引で電話やメールを使うのであれば「通信費」になりますし、新聞や書籍を購入するのであれば「新聞図書費」として経費計上が可能です。購入した際の領収書やレシートを確認するのに時間がかかります。

 

私はとりあえずレシートをすべて残して、不動産経営として経費になったものを大学ノートに月別に貼っていきます。クリアファイルにまとめるなど色々考えたのですが、後から見直したり確認するのであればノートを使うのが一番楽でした。

 

この作業が一番時間を要するために、今年は1月から開始しています。12か月分ともなるとかなりの枚数になり、A4ノート(40枚)でちょうど一杯になります。確定申告なので税理士に任せる方も多いと思います。規模にもよりますが1~2棟くらいでは全体把握するうえでも自分でやってみることをお勧めします。

 

もしわからないことがあれば、コストをかけずにするのであれば「税務署」や税務署近くにある「青色申告会」などに相談する方法が良いかと思います。中古区分マンションを購入した年の確定申告の際に、税務署にいた青色申告会に一度お世話になったのですが非常に丁寧に教えていただきました。

 

ともかく、不動産物件をもっている方は、3月にバタバタ焦ってするのは良くありませんので。1月からコツコツ資料を集めて2月以降に実際に会計ソフトに入力していくべきかと思います。