「西武信用金庫」が過剰融資の疑いか

スルガ銀行、西京銀行に続いて不正融資の調査対象になっていた信用金庫の雄である「西武信用金庫」への疑惑が報道されました。

今朝方、ヤフーのリアルタイム検索でもランキング入りするくらい話題になっていました。

西武信用金庫(東京都中野区、預金量約2兆円)が投資用不動産融資で、中古物件の価値を実態以上に過大評価し、物件オーナーに過剰に貸し付けていた疑いがあることが24日、関係者の話で明らかになった。

融資期間の目安となる耐用年数を法定の2倍程度に見積もり、長期ローンを行う仕組みを構築していた。

引用:ヤフーニュースより

耐用年数に関しては法定上の設定しているもので、金融機関の融資判断の基準の一つになっているのは確かです。

スルガ銀行など不動産投資で有名な金融機関は、耐用年数超えでも長期間の融資が受けれるということもあり不動産投資界隈では重宝されていました。

関係者によると、西武信金は投資用不動産融資ビジネスで低収入の顧客を取り込もうと、不動産鑑定士に依頼し、対象物件の耐用年数を、法定を大幅に上回る水準で独自に算出。

耐用年数に関しては「固定資産の耐用年数等に関する省令」と称して昭和26年に大蔵省が制定しました。のちに昭和40年に改正されたようで今の建築基準とは合っていないかもしれません。

今の厳しい建築基準と技術の進化で木造アパートでも50〜60年は大丈夫とも言われています。構造上の計算では100年持つとアピールしているアパート会社もあります。

しかし、もしこの耐用年数を正とするなら、都市銀行などが行っている新築木造一戸建てで30年ローンも審査としては通らないはずです。

今回の指摘は、どちらかと言うと過剰融資の実体を追求するための糸口として「耐用年数」を取り上げてしまった報道かと思われます。※現段階の情報であればスルガ銀行とは原因が異なります。

一般的には中古の不動産物件の長期間、高金利は安定したアパート経営が出来ないのであれば、借入側にリスクが生じますので貸し出し先としては健全ではないのかもしれません。

しかし耐用年数を超えても融資できる金融機関として名を馳せたのであれば、協力的な不動産投資関連の会社が複数社いると思います。

築古でも安定的に運用できるのであれば耐用年数を超えでも対象にしても良い場合もあります。しかしスルガ銀行のように短期間の審査で何でも承認となっていれば過剰融資の疑いがあるかもしれませません。

西武信用金庫の不正融資を証明するには全体像の把握が必要なため、まだまだ時間がかかると思います。