早期での経済的自由を実現する「FIRE」という生き方

FIREという生き方

リタイアすることをアメリカでは”F.I.R.E (Financial Independence and Retirement Early 以下、FIREムーブメント)”と呼ばれており、20代、30代でリタイアする「FIREムーブメント」が流行っています。AI(人工知能)が本格化することで現在の職業形態が大きく変化し、働き方そのものの価値観も変わってきて「働かなくても良い未来」を模索しはじめています。

 

 

FIREには大きく3種類のタイプが分かれています。

Lean FIRE   
生活費を極限まで下げてリタイアする生活

バリスタFIRE 
バリスタのような仕事を少ししながらリタイアする生活

Fat FIRE 
十分な資産でゆとりあるリタイアをする生活

 

「Fat FIRE」は昔からのイメージである大富豪が、高級車に乗って、世界中を旅行して優雅に暮らすスタイルでありますが、今、アメリカの若い方で流行っているのは、「Lean FIRE」であってどちらかというと質素な感じです。無駄を省いて働かなくても堅実な暮らしができることを理想としています。

 

リタイアするために必要な貯蓄は、年間支出の約25倍という基準があるようです。車も持たず、家も安い地域で質素に暮らしをする前提であれば、3人家族300万円とした場合、7,500万円あれば十分暮らせるという計算になります。「2億円稼がないといけない」「年収1200万円(月100万円)いけない」という視点からすればハードルが低くなるような感じがします。

 

不動産投資をしていると40代か50代で資産を築いて「セミリタイア」がある種の目標化していた部分がある思いますがと「FIREムーブメント」と大きく異なるのはとにかく対象となる年齢がミレニアム世代(1980年代~2000年代に生まれた人)が中心で20~30代と早いということです。

 

一部のアメリカの若い人の間では、「お金のために働かなくていい人生」を「早い」段階で手にいれるというのが「有名企業に入る」または「起業して大富豪になる」より大きな人生目標になっているようです。

 

アメリカの若い人は、まずがネットビジネスで収入を増やして貯蓄する傾向があるようですが、「不動産投資」をすることで「Lean FIRE」タイプであればサラリーマンでも十数年くらい時間を掛けてれば比較的実現できるのではないかと思います。