「TATERU」を内情を知った不動産会社の怒り

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アパート会社の怒り

週明けから「TATERU(旧インベスターズクラウド)」の株価が大暴落しています。ストップ安がどこまで続くかというくらいに、関連する「シノケン」などアパート関連会社の銘柄も軒並み下がっています。

スルガ銀行と同じく市場の反応はやはり厳しい結果となっています。

各メディアに投稿されている一般人のコメントも「投資は自己責任」「無知が購入するべきではない」と今回のケースを取り上げて不動産投資全体の否定が目立ちます。

一部の会社の悪意のある行動で不動産投資に逆風が吹き荒れています。

同業のアパート会社はどう思っているのか

この件に関して、アパート会社の営業の方に連絡をすることがあったので、率直な意見を聞いてみました。

「真面目にやっている会社に影響がでている」と怒りに近い表現で説明してくれました。

「TATERU」は急成長の新興アパート会社です。自分が初めて接触したころは、ベンチャー気質のイケイケの営業スタイルの会社という印象でした。

販売しているデザイナーズアパートと同様にオフィスも白基調で木目を活かしたスタイリッシュで洗練された印象でした。

あれよあれよという間に「東証マザーズ」「東証一部」と公開していき、不動産でありながら流行りの「クラウドファンディング」「IoT」を取り入れて、最近では優良銘柄として推奨されていたようです。

「IoT」などは先進的な印象もありますが、既存のトレンドを組み合わせた感じですが、既存のものを新しい言葉にすり替えただけで、個人的にはそこまで真新しいものではないと思っていましたが、セールスポイントになっていたようです。

どんなアパートを提案していたのか

他のアパート会社の営業の意見として「やってはいけないことをお客さんに堂々と提案していたことに憤りを感じる」ということです。

数年前の提案ですが、当時の内容を改めて振り返ります。

1.キャッシュフローが続かないシミュレーション

自分が提案してもらった資料にもありますが、基本的にはお金が残らないシミュレーションです。

「キャッシュ(現金)が残らないのでは?」という問いに「節税目的には有効です」とキッパリ回答されました。

都内にありがちな新築ワンルームマンションのような説明に唖然としたのを覚えています。

しかも諸経費をノンバンクの高金利で借りる「バックアップローン」は提案してはいけない内容とのことです。

2.土地の選定が良くなかった

都心のサラリーマンからすると土地勘の地方物件を購入するのは信用ある情報がないと不安です。

当時の物件情報を見ると、アパート会社の営業が評価するに「そこに物件を建てるの? 収支が絶対合わない」というような物件情報の提案でした。

名古屋市港区の物件を紹介されたんですが、東京の港区だと中心の一等地なのですが、名古屋市からみると中心地ではありません。

電車も走っていますが、都内ような本数も少ない場所ですが、当時は「これから人口が増えて発展する場所です」と説明を受けました。(この提案自体がNGですが、、)

3.入居率が良くなかった

不動産賃貸会社の方にヒアリングがてら聞いてみたことがあるのですが、当時は入居率も良くなかったです。

新築なのに数か月経っても満室にならないことも多かったようです。(その時は、確か初回入居までの満室保証があったかと思います)

「競合が多い地域で物件に競争力がなかったのか」「もともと需要がなかったのか」原因が良くわからないのですが、利回りが高くないと収支が回らないような気がします。

今回の事件では利回り6%台ということですが、もしも数年前と同じようなスペックでの提案であれば、アパート経営が厳しいのかと思います。

アパート会社の真価が問われる

いずれにせよ、アパート会社の方の意見としては「余計なことはしないでほしかった」との一言です。

すべてのアパート会社が悪いとは言い切れませんが、今回の影響は大きく、各アパート会社の姿勢など真価が問われる状況になっていると思います。

コンセプトが明確であったとしても、やってはいけない提案内容では、複数棟取得を目指し安定的なアパート経営を望むオーナーからすれば継続して購入ができません。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加