不動産投資をするには、自己資金があるほうが良い

不動産投資でフルローンやオーバーローンができることが良い投資のように言われていますが、堅実なアパート経営をするには、正しく自己資金を入れるべきだと思います。

しかしながら、フルローンで1%台で新築アパート経営のような宣伝の会社があるのも事実です。

このような物件は高年収で借入がない属性の人が主な対象になっています。(いわゆる初心者ですね)

ちなみに複数棟の購入を想定しているのであれば、信用棄損になる場合もあり追加でアパートを購入できない可能性があります。自分のアパート経営計画と属性を鑑みて検討するほうが良いと思います。

 

自己資金投入は損と考えるのか

自己資金は、手元からお金がなくなるようにも思えますが、解釈によっては「お金」が「土地の一部」になったと考えられます。

私も最近では、余剰の資金があるのであればできるだけ入れたほうが良いと思っています。
1.銀行の融資条件が有利になる(最初に多くの資金を入れましたので、1%台の固定が実現できました)
2.返済額が少なくなるので、早期に担保力のある資産ができる
3.アパート経営実績(収支が黒字)がつくりやすいので複数棟の購入できる可能性が高い

長期で運用するのであれば、自己資金を入れるほうが有利です。

 

フルローン、オーバーローンをしてもいい場合は何か

フルローンをしてもよい場合は、基本的には潤沢な現金がある場合の方だと思います。

多くの「現金」を持っているのは本当に「強い属性」です。

「現金」があるからアパートを購入の際に自己資金を入れるということにはなりません。
返済能力があるかが基準になるため、自己資金が少なくても融資してくれる可能性が高いです。
金融機関も属性の良い方とは長期に取引をしたいと思いますので、良い条件を提示してきます。

お金持ちがよりお金持ちになっていく一つの流れだと思います。

自己資金を貯めるために必要なこと

それでも簡単には自己資金はたまりません。普段からの努力が必要になってきます。
私が常に意識して行っているのは以下のようなことです。

1.貯蓄を定期的に行う(財形制度があれば利用するべき)
2.無駄な浪費はしない(贅沢品は購入しない)
3.不動産投資以外での副業で資金を貯める(ネットオークションなど)

将来の生活のために必要なことなので、自己資金を貯める時点で苦労に感じているのであれば、不動産投資によるアパート経営は運用してからも大変かと思います。

不動産投資のセミナーやフェアに行くことが多いですが、周囲の方を見る感じではそれほど派手な人が少ない印象があります。

どちらかというと真面目で研究熱心な感じの方が多いような気がします。

自己資金を貯めるために楽しみにながらも節約、禁欲生活を実行する人が最初の段階では適しているのではないかと思います。