ステップフロアの新築アパートは使いやすいか

新築アパートを購入するときに部屋のスペックでロフトをメインに売り出しているものがあります。

最近のロフトは昔からあるハシゴ式のタイプではなく、ステップフロア的な形で、3〜4段ほどの階段を上がった小上がり的なフロアを要した形が出てきました。
もっともこのタイプは、新築アパートの発祥地である福岡が中心に、建築規制を最大限に活用した作りになっています。
わたしもパース図や写真などで拝見して、土地を有効活用した仕様だなと感心していました。
先日、ある新築アパート会社のモデルルームを拝見する機会があったので、改めて確認をいたしました。
玄関ドアを開けたところから、中二階になるようにリビングルーム相当のフロアが階段(3〜4段)で繋がっています。
そのリビングフロアから、さらに寝室までの階段があり、視覚的、用途的に工夫されています。
部屋の間取りは、よくある縦長の長方形タイプで床面積が20㎡ほどらしいのですが、最大限に居住空間が作られています。
ただ一緒に行った家族が一言
「生活しにくそう、、、」
理由を聞くと「見た目は広く使えそうなのだけど、階段を利用しなくてはいけなく、生活導線は良くない」とのことでした。
確かに落ち着かない部屋で過ごすのは、利用者が逆に疲れるのかもしれません。
いろいろな趣向での新築アパートが開発されていますが、利用者目線で考えることも大事ですね。